hakkot’s blog

のんびりとゆっくりとつれづれなるままに。昭島、工作、子育てなどについて綴っていきます。

幼児期の成長痛に悩んだ話 4歳から7歳まで


現在7歳になった娘。4歳~6歳にかけて酷い成長痛に悩まされました。今は、時々痛がることがあるもののほとんど気にならないくらい落ち着きましたが、ピーク時は毎日夕方や夜中に痛い痛いと泣き叫んで手がつけられず、途方に暮れる日々でした。病院に連れて行ったり、対処法を検索したりしても解決できず辛かった日々。落ち着いてきた今だからこそ,振り返って思うことをシェアしたいと思います。

★そもそも成長痛ってなに?★

症状

・夕方から夜間,朝方にこどもが足の痛みを訴える

・泣くほど痛がるわりに,翌日にはけろっとして元気に走り回っている

・幼稚園や学校,遊んでいるときなど昼間に症状が出ることがほとんどない

・症状が不定期に表れる(数日おき,月に何回かなど)

・病院でレントゲンを撮っても何も異常がない

・親がさすってあげると痛みが消えることがある

起こりやすい年齢

3歳~12歳あたりでみられ、特に3歳~5歳あたりは「一次成長痛」と言われ,足の痛みが現れやすい時期らしいです。10~20%のこどもに症状があるようです。

原因

痛みのはっきりとした原因は不明とのこと。ストレスも多少関係しているのでは,とも言われています。こう聞くと親としては「自分のせい?!」と思ってしまいがちですが(私はそう思いました!),そういうわけではなく,3~5歳頃には親と離れて幼稚園などの団体生活が始まったり,お友達関係ができたり,身の回りのことを自分でやることが増えるものの,まだ慣れていないので,こどもの気質によっては疲れを身体で感じる場合もあるということのようです。実際,我が家の娘も幼いころから繊細でよく泣く子でしたし,痛みにも弱いタイプだったからかな~と思います。

★我が家の成長痛の始まり★

乳児期からよく夜泣きする子だった娘。ようやく夜泣きが治まってほっとしていたある日のこと、突然夕方に足が痛いと言って泣き出しました。ちょっと転んだだけでもギャン泣きする子なので、大丈夫だろうと思って適当になだめてその日は終わったのですが、その日を境に夕方になると痛い痛いと泣きわめくように。母親って,「痛い」と言われると「なんとかしなきゃ」と焦りますよね。あの手この手で対処するものの,夕方になると痛い痛いと訴えてきます。それでも朝になるとあんなに泣き叫んでいたのが嘘のようにケロッとして走り回っているのです。

★娘が保育園から帰ってくるのが怖い★

当時私はフルタイムで働いていました。保育園ではまったく平気なのに、家に帰るなり痛い痛いと泣き叫ぶ娘。働く母にとって、帰宅から寝かしつけまでは1番忙しい時間帯。しかも2歳下の妹は早めのイヤイヤ期が始まって手がかかる。一刻も早く夕食の準備をしたいのに、足が痛いと泣き叫ぶ娘を前に、かわいそうよりもイライラが募り、怒ってしまうこともありました。娘たちが寝た後に、対処法をネット検索する日々が続きました。しかも酷い日には夜中にも痛い痛いと叫んで起きてくるのです。眠い目をこすりながら,ひたすら娘の足をさすり,まさに疲労困憊の日々でした。

★私がやった対処法の変遷★

①整形外科に行く

まずは、整形外科に連れて行ってレントゲンを撮ってもらい、脚の病気ではないことを確かめました。ネットで調べて「成長痛だろう」と思っていましたが,実際病気じゃないことが分かるだけでもちょっとホッとします。と同時に、じゃあどうすれば…と途方に暮れるのですけど😭

私が行った整形外科では、「気休めだけど子どもが安心するように」と、湿布と塗り薬を出してくれました。「これはお医者さんにもらった薬だからとってもよく効くんだよ〜」と言いながら塗ってあげるだけで子どもは少し安心してくれたので,お薬をもらえてよかったなと思いました。

②さすってあげる

泣くので毎日湿布を貼ってたら、脚が湿布かぶれしてしまったので,次は手のひらでさすってあげるようにしました。親がさすってあげると心理的に安心するらしく、かなり効果はあるのですが、いかんせん忙しい時間帯にはできない😱さらに,下の子が「わたしもー」となるので、4本の脚をさすさすしながら、「どうしよう…ご飯ができない」「お風呂も入れられない」ってこっちが泣きそうになっていました。

③脚を温める

友人に脚を温めるのがよいと聞き、痛がったらお風呂に入らせることと、可愛い湯たんぽを買ってあげて痛いところにあてさせるようにしました。湯たんぽは効果が結構あって、見た目も可愛いし、ふわっとあったかいから安心するみたいでした。これで、マッサージ地獄からも少し脱出できました。ちなみに友人はレッグウォーマーを履かせていましたが,うちの娘はかゆいと言って嫌がっていたので,こどもに合うものがあるといいかもしれません。

④足指を回すマッサージ

足の指をくるくる回すマッサージを寝る前にやりました。足指がしっかり使えると足が疲れにくくなると聞いたので・・・。とはいえ,これもワーキングマザーには継続が難しかったです。

⑤気持ちをそらす

よしよしするよりも、音楽を聴かせる、絵本を読む、テレビを見せるなどして痛みから気持ちをそらすと泣き止むこともありました。

★最終的には時に任せて諦める★

当時、毎日毎日泣き叫ぶので、ほんとに困って色々なことを試したけれど結局根本的解決法は見つからず・・・そんな時、一番私が楽になった方法がマインドフルネスの実践、というか一種の諦めでした💦

まず「子どもが泣き叫んでいて辛いし,今すぐ泣き止ませたい、解決したい。でも、自分でどうすることもできない。」その状況をありのまま受け入れる。そして「すべてのことは移り変わっていくものだ。今娘は泣き叫んで痛がっているけど、この状態も永遠に続くってことはなくて、必ず移り変わっていくんだ。」と諦めて、泣き止ませよう、解決しようという気持ちを手放すようにしました。冷たいようだけれど、娘の気持ちに共感したり巻き込まれたりすると、自分のイライラや疲労が募るので、「一時的な発作だから大丈夫」と思って距離を置いて見守る、マッサージや湯たんぽを渡すなど一定の対処をしたら「泣き止ませよう」という気持ちを手放すようにしました。もちろん,それでもイライラしてしまうことは沢山ありましたが、「なんとかしてあげなきゃ」と焦っていた時より、かなり楽になりました。そして、何度も実践するうちに、私が何とかしてあげようと頑張っても頑張らなくても、泣き止むまでの時間があまり変わらないことに気付いたりして、「あー、ただ収まるのを待つしかないんだな」と思いました。

★子どもって、ほんとに痛いわけじゃないかも★

もう1つ楽になったのは、友達に

「子どもってボキャブラリーが少ないから『痛い』って言っちゃうけど、本当に痛いわけじゃないことも多くて、『なんかモソモソして気持ち悪い』とか、『だるい』とか『疲れた』とか、そういう意味のときも多いよ」と言われたことです。

「痛い」と言われると心配になって焦りますが、娘に聞いてみると確かに激痛というよりはなんとなく嫌な感じがするってことみたいでした。7歳になった今でも、病み上がりや、疲れている時、嫌なことがあったときは「足が痛い」と言い始めることがあるので、本当に痛みがあるっていうのとはちょっと違うみたいです。(ただ,本人に「痛くないよ」とは言わないようにしています。「痛い」と感じているのは事実なので,それを否定されると辛いと思うので,「痛いんだね~」と共感してあげつつ,私は心配しないようにしています。)

こどもによって違うとは思いますが,娘の場合は実際に激痛という訳じゃないって分かるだけでも、放っておいても大丈夫と思えて,私は少し楽になりました。

★現在の様子★

5歳くらいがいちばん酷かったのですが、成長につれて痛がる頻度が減っていきました。さらに,大きくなると気持ちのコントロールもできるようになるので、痛くても泣き叫んだりせず「痛い」と訴えるだけになって、こちらのストレスも相当減ります。今は、テレビを見せたり、ゲームさせたりして、気持ちを別のところに向けてあげると足の痛さを忘れてくれることが増えました。それでも痛がる時は「少し甘えたいのかな」と思って抱っこしたり、マッサージしてあげるときもあります。

★必ず時が解決してくれる★

今振り返って、あの頃の自分に言ってあげたいのは、「今はすごく大変で、いつまで続くんだろう…って途方にくれるけれど、必ずよくなっていくし,時が解決してくれる」ということ。

それでも渦中にいる親はほんとに辛いと思います。

だから、自分が疲弊しないように、友達に愚痴ったり、疲れたときは誰かにこどもを預けてリフレッシュしたり、家事もさぼってください。親も人間だからいつも優しく対応できるわけじゃないし,痛がってるのを多少放置してもいいし、「週末何食べよう」とか関係ない楽しいこと考えながら適当にマッサージしてあげてもいい。

悩んで子供のこと考えてあげてるだけで十分頑張っているので、ときには時間薬に任せて、子供のために毎日頑張ってる自分を労ってあげてください💕

そして最後に。夜泣きも成長痛も酷くてスーパー育てにくい幼児期を過ごした繊細ちゃんな娘は,今,ものすごく優しくて素直でみんなに好かれる小学生に育っています。感受性が豊かでストレスや痛みにも敏感な子ですが,その分人一倍すてきな子だと感じています(親バカです)。

 

今、悩んでる誰かに、この記録が少しでも役にたてたら嬉しいです✨

読んでいただき,ありがとうございました。